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2014初秋旅 その3 <奈良へ> [ ★上記以外の県]



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2014初秋の旅も二日目。
「朝5時に起きるよ~!」なんて言ってはみたものの、起きたら6時、じぇじぇ。
あわてて身支度をして、
地下鉄九条⇔地下鉄竹田⇔近鉄奈良 と乗り継ぎ、これまた修学旅行以来の奈良にやって来ました。

奈良に行ったら鹿に会えるかしら、るん♪

なんて夢に近い妄想を描いていましたが、そんなもんは問答無用・・・数時間後には悲鳴をあげるほど鹿の大群に出会うのでありました。

まだシャッターが閉まっている静かな朝の商店街を抜け、朝ごはんの場所へ歩きます。
スマホのナビだけでなく、駅でいただいた地図を頼りに歩いてはみたものの、一向に到着する気配なし・・・。

犬の散歩をされてた優しそうな地元のオジサマに道を尋ねます。
「そこを右に曲がって・・・うどん屋さんがあって・・・饅頭屋さんがあって・・・看板あるから。近道だよ。」

そう言って教えていただいた道。

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朝早いので饅頭屋さんはまだ開いてませんでしたが、見つけました、看板っ!
この裏道、地元の人しかわからないって~~(笑)

オジサマに言われた通り歩き進めると、奈良ホテルの裏側に着きました。

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街燈にも鹿が描かれてるんですね。

明治42年創業の奈良ホテル。
https://www.narahotel.co.jp/

東京駅も設計された建築家辰野金吾氏の作品で、至る場所で日本と西洋の折衷を見ることが出来ます。
現代では珍しい木造2階建ての古き伝統ある建物。

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メインダイニング三笠では宿泊客でなくとも利用できることを知り、
朝食食べがてら是非とも奈良ホテルに入ってみよう!となったのです。

偶然にも窓際の席が空いていたため、五重塔を見ながらの朝食となりましたし、
眼を合わせただけですぐに用を尋ねにきてくださるホールの男性と、可愛らしい制服にエプロン姿の女性の気配りに、伝統あるホテルでの食事に緊張気味の私達もすっかり和ませていただきました。

夫は「茶粥定食」
私は「洋定食」

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人生初の茶粥は、前の晩に少しだけ呑み過ぎた胃腸に染みわたる優しい味わいです。
ご飯にお茶をかけただけかと思っていたら、本当にお茶で米を炊いてあるんですね。

洋定食は、統一されたマーク入りの銀食器が並べられたのち食事が届きます。

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奈良ホテルのフレンチトースト!!

前日京都で食べたスマート珈琲のとは厚さも食感も全く異なるものでしたが、これはこれで美味です。
喋ると粉糖がプワーと飛び散らかるのでおしとやかにいただかないとイケマセンが(苦笑)
卵液がしっかり浸みこんだトーストはしっとりと上質なカステラみたいですっ!

そしてメインにも驚いた。

オムレツ。

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美しい。

火の通し加減も、柔らかさも、完璧なオムレツです。
キングオブ卵料理!

ゆったり珈琲をいただいた後、ホテルのロビー付近をじっくりと見学。
一本の木から削り出した階段の手すりや、暖炉、歴史を感じる造りに圧巻です。

ホテルの皆様に「いってらっしゃいませ」と声をかけていただき(宿泊客じゃないのにな[あせあせ(飛び散る汗)])市内観光へ出かけました。


猿沢池から眺める五重塔は噂通り絵になる場所です。

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猿沢池では観光客だけでなく地元の方々が散歩や一休みに利用されてる長閑な公園で、
七不思議もあるんです。
澄まず、濁らず、出ず、入らず、カエルは沸かず・・・
確かに水の出入り口が無いのに量が変わらない、不思議ですね。


興福寺国宝館では様々な像の美しさに溜息。
特に阿修羅(あしゅら)像、千手観音菩薩像には心奪われました。


日曜日なのに開庁してた奈良県庁の屋上からの景色も見事です!
「今日は少し霞んでいますが、雨上がりの晴れた日には山の稜線までくっきり見えるんですよ。」
タイミング合えば、県庁の守衛さんらしき方が説明してくださるんです。

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高所恐怖症の人にはアレですが・・・気持ちの良い場所です。

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この時夫が撮った一枚が最初の写真です。


「また是非奈良までいらしてくださいね、お待ちしています。」
地元愛がこもった丁寧な説明をしてくださる方でした、ありがとうございます。

奈良と言えばやはり「大仏」は外せません。

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最初に出会った時は「可愛い~♪」って喜びましたが・・・
もういいです[バッド(下向き矢印)]、鹿さんが悪いわけではないけど・・・
あちこちにウ〇チがボタボタ落ちてるのには参りました・・・。
エサ持ってないのに近づかれて舐められた時は気を失うかと思いましたよ・・・[たらーっ(汗)]

早足で大仏様の元へっ!

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入館料を払わずに大仏殿を眺めてるだけの方も多くいましたが、せっかくここまで来たんですもの、中に入りましょう。

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あの殿中に大仏様が鎮座されてるんですね、15mもある大仏様です、入っていく人々が米粒みたいに小さく見えます。


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大きい!

昔の人々はどうやってこれだけの大仏様を造り上げたのでしょうか。
想像しただけで気が遠くなりそうです。
使用された木材や銅の量だけでも膨大でしょうし、それらを運搬した人、製材した人・・・多くの人々の尽力により長い年月をかけて造られたのでしょう。

お馴染みの大仏様の鼻の孔とほぼ同じ大きさの柱の穴。
この日も行列を作りたくさんの子供たちがチャレンジしていました。

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厄払い・・・でしたっけ?
大仏殿の北東の位置にあるため鬼門により・・・・と聞いたことがありますが詳しくはわかりません。

歩き回り時刻はお昼。
小腹も空いたことだし~と、大仏殿からそう遠くない「天極堂」さんに向かいました。

こちらは奈良の名産品「吉野葛」を使った食事や甘味がいただけます。
1階入り口付近は販売スペース、奥はイートイン、2階席もイートインで、私達は2階席に案内されました。

夫は「葛きりあずきりセット」
葛きり、葛ぜんざい、白玉の3つの味と食感を楽しめる品。
私は「釜揚げ葛きり」

葛きりは夫のを少しいただくとして、別なものをと「釜揚げ」にしてみたんですが、どのように違うのか分からなくてお店の方に尋ねることに。

「葛きりは一旦水で締めますが、釜揚げは出来たてをそのままいただけるので温かい葛きりになります。水で締めたものより柔らかくなっています。」

なるほど~~~。

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釜揚げ葛きり。
素麺状かとおもいきや意外にも太い、きしめんタイプ。
口に含めば、上顎に吸い付くようなねばっこさと、唇では噛みきれそうで噛みきれないなんとも例えようのない食感にはまってしまう、気持ち良い、やめられない、気持ち良い の繰り返し。
胡麻タレにつけて食べるようだが、葛きりの素朴な透明感のある味が気に入ったので、ほとんど浸けなかった。

ぷるぷるとろ~~り。
これは旨いです!
お取り寄せ決定。

お腹も眼も心も存分に充電完了。
お友達もできたようなのでw
京都に戻って一休みします。

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一休み・・・の予定が気付けば2時間も昼寝をしてしまい、晩御飯の計画も立てないまま外は薄暗くなって・・・アリャ。
とりあえず「錦市場」に行ってみよう、と出かけはしましたが、時すでに遅し。
ほとんどシャッターが降りはじめてしまったため、大丸百貨店の地下であれこれ買い込んでの部屋で晩酌タイムとなりました。

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次の日も5時起きなので、こんな夜も楽しいね~。
なんてお喋りしながら、いつもと同じ日曜日のTVを見ながら京都の晩は過ぎていきました。

あっ、連泊だったのでこの日の分のウェルカムドリンク(ビール)もちゃっかりいいただいてからの晩酌でした(笑)

3日目は京都から、そして三重県入りです!

つづく。


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ふぐたろう

竹田駅はオレが毎日通勤で乗り降りしてる駅です(^^)
by ふぐたろう (2014-10-13 00:57) 

G8

兎に角、内容盛り沢山ですね!

僕も「にしむら」さんにお邪魔してみたいです・・
その前にお蔵へ・・春までには行くぞ〜☆

またゆっくりお話伺わせてください!
by G8 (2014-10-13 09:41) 

takako

>ふぐたろうさん
そうだったのですか!
近鉄線と連結されてる駅ですよね。
そっかそうだったんぁ~^^(勝手に親近感w)


>G8さん
いつもありがとうございます!
御蔭様で今年も蔵に伺わせて頂くことが出来ました。

旅はまだまだ序の口です(笑)
なんたってこの旅のメインは1日ですから~。
にしむらさん、素晴らしいですよ!
食材も接客も感激し、溜息ばかりの時間です。
是非訪れてみて下さいませ。
お酒入荷したら連絡下さいね♪
by takako (2014-10-13 11:17) 

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